株式会社 サンキの特徴
加工に対する考え方(ポイント)
弊社のプレス加工は、サーボプレスをはじめとした加工機とサーボ、リニアモーターを利用した搬送装置を利用しお客様の条件により 最適化された加工方法をより幅広く選択できるよう準備をしています。お客様の要求を満足すべくSMFS・SHFSといった独自の 生産システムを支える3D金型設計、金型製作、生産シュミレーション、生産データ収集など多岐にわたる技術を構築しています。
難加工材加工技術について
SMFS・SHFSに付いて
弊社の技術の基本になる2つの基本技術いついて説明します。
@SMFS:複合金型技術で金型内のプレート、パンチなどの部品を複動させ加工タイミングを変更する事により本来、単一要素での
利用が当たり前の金型部品に複数の加工要素を持たせ更にプレス機の能力を下死点だけでなく有効加工範囲をより広く利用する生産システムです。
ASHFS:加工油を全く使用しないオイルフリー技術で培ったプレス加工時に発生する金型の熱対策を基本技術に非加工材料の性能を最適に
引き出すために金型内での温度制御を行う生産システムであり特に、板マグネシウムの様な加熱により材料の加工性の向上が図れる材料に最適な
生産システムです。
SMFS技術の進展により板マグネシウムの冷間加工の量産を実現しています。
金型、生産設備の設計・製作(3D_CAD)
プレス金型の3D設計に取り組み、製品展開、工程レイアウト、プレート展開、部品展開を行い、製品の生産シュミレーションを行うことにより 設計時点で量産の問題点を早期に見つけ出すことにより最適な金型設計を行い効率的な金型製作や量産への時間短縮、品質変動を最小限に抑えています。
搬送システムの条件も3D化する事によりデーターベース化ができ搬送治具や搬送アームの設計や製品との緩衝、搬送プログラムも事前に製作し スムーズで短時間での量産への移行を実現しています。
生産設備について
多機能なサーボプレス機を用途に応じて導入しています。
緻密なポジショニングが要求され微細な加工速度調整機能を併せ持ちスライドに位置をリニアスケールでフィードバック制御により高精度に確実に管理し 加工精度の向上が図れるアイダエンジニアリング製のASF-1100Dツインドライブサーボプレス
加工に合わせてプレス機を都度導入すると設備投資や設備管理に人時間を要してしまう日本国内でのプレスでは多くを望めなくなっている現状から 多彩な加工方式に対応するアイダエンジニアリング製のNC2-3000Dツインドライブサーボプレスを中心としたフルサーボ生産システムの導入をしています。
生産方式としては、
@単発プレスとしてスライドエリヤ 2,400×800mmのワイドエリヤと20ポイント制御のフリーモーションプログラムで大物加工にも威力を発揮
A順送プレスとしてワイドエリヤとラビットモーションによる高速順送システムとして高生産性を実現
Bトランスファーシステムとして高生産性を実現させる為に組み合わせる3軸フルサーボ搬送システムは対象製品居合わせ位置、速度を0.1mm単位でプログラミングでき最適化生産を実現しています。
C順送とトランスファー金型を組み合わせ必要に応じてマルチな生産工程を実現しています。
独自開発のリニア搬送システムにより200tプレス4台ラインを200t1台に統合し長尺(w35×L1,550mm)の製品を高効率で生産しています。
新規事業への取り組み
環境を切り口に新しい事業への展開へ取り組んでいます。
弊社の女性スタッフが中心となり、より身近な問題を解決すべく課題を上げ取り組み住環境の改善に利用できる除菌・消臭剤の製品化を
行いました。開発者自身が安全で安心して自分で毎日使いたい商品を女性の目線でやさしさと思いやりを持って商品化をしていいます。
新たな事業の中心に成長させるよう努力しています。